日々修行、無能な僕にはそれしか生きる路は無いのだから


by orenzit
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読書の梅雨?

去年の年末頃から読み始めて、既に半年以上が過ぎてしまいましたが、昨日遂に読破しました。
『ドグラマグラ』夢野久作:著


「この本を読む者は、一度は精神に異常を来すと言われている」なんて、すごい宣伝文句だなと思わず釣られて買ってしまったら、それは、誇大宣伝でも何でもない、本当に頭がおかしくなりそうな、滅茶苦茶な話でした。

 いや、本当に滅茶苦茶……

大雑把な内容としては、病院で目覚めた男は自分が誰なのか記憶が無い。そこへその大学病院の教授が現れ、男の記憶を呼び戻そうとする。それが過去の忌まわしい事件の解決に繋がると信じて。みたいな……一寸違うかな? まあ、いいや。

冒頭歌
「胎児よ 胎児よ 何故踊る 母親の心がわかって 恐ろしいのか」

から始まって、「ブウゥゥンン―――」が本編の最初。
正木教授という人物が出てくるのだが、その人の遺書?だけで本編の三分の一くらいを占めていたり。
もうね、既存の小説の有様を根底から覆しているとしか言えない。

これが昭和十年に書かれたものだって!

難しくて(途中、論文などが出てきて)、一時読むのを止めていたけど、この前眠れない時があったので、「こいつを読めば眠気が襲ってくるかな」と再び読み始めたのが駄目だった。残り四分の一はあっという間に読めてしまいました。が、どうももやもやしたものが頭に残っているんだよね。

「キチガイ地獄外道祭文」「胎児の夢」「脳髄は物を考える処に非ず」

分け解らないでしょ。
でも、すごい作品だと思う。
作者が「自分はこの作品を書く為に生まれてきた」と言っただけの事はある。

あまりおススメは出来ないが、自分は完全に『ドグラマグラ』にはまってしまった。
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by orenzit | 2006-06-12 19:43 | 趣味