日々修行、無能な僕にはそれしか生きる路は無いのだから


by orenzit
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明日から武豊町産業まつり

いよいよ明日と明後日は武豊町の産業まつりです。
商工会青年部の産業まつり委員会として、一年間計画してきた
集大成です。

ぜひ、武豊町民会館(ゆめたろうプラザ)へお越し下さい。

私も今日は諸事情があって午後から準備に入ります。


一つ終わったと思えばまた新たな事柄が始まってたり、
なかなか一息つく間がありません。

ちょっと前にここで宣言した物書きに関しても全然進んでないし……
あれから半月ぐらい経過しているけど、書き出しのほんのわずかしか出来てません。

では、その書き出しをどうぞ


~泪川奇譚(仮称)~


 薄いクリーム色のカーテンは、今朝のような快晴の日差しを簡単に僕の枕元まで通してしまう。何とも味気ないカーテンだが、男一人の下宿生活にはお似合いである。
 硬い敷布団から身を起こし、その地味なカーテンを開けると目に飛び込んできたのは、僕の住む三階建のボロアパートのすぐ脇を流れる、この街でいちばん大きな川、「泪川」の燦々と輝く朝の光の照り返しだった。
 寝起きの眼には少々刺激が強い。
 目覚まし時計に目を移すと、短針が7を指し示し、長針がほぼ真上を指していた。最近は日差しの所為で目覚ましよりも早く目が覚める。まあ、それはそれで良い事なのかも知れないが、貴重な睡眠時間を削られたような、少し損した気分にもなる。早起きは三文の徳とも言われるが、複雑な心境だ。
 そもそも今日、大学は二限目からの講義なので、こんなに早起きする必要もないのだ。加えて昨晩はバイトも忙しかったので、もっとゆっくり寝ていたかったのだ。
 しかし、ここは頭を切り替えて、時間が儲かったと思う事にして、いつもより早めのゴミ出しなどしてみる事にした。「早起きは三文の徳」について臨床実験してみる。
 流し台の横に放置気味に置いてあるゴミ袋に、部屋中のゴミをかき集め詰め込み、鼻につくつーんとした刺激臭を堪えながら袋の口を縛る。
 パンツ一丁はさすがにまずいので、昨日着ていた床に脱ぎ捨てられた白いタンクトップを着て、短パンを穿き、サンダルをひっかけ外へ出た。
 朝の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込む筈だったのに、僕の肺に侵入してきたものは泪川から漂ってくる泥臭く生ぬるい風だった。
 時折漂ってくるヘドロ臭だが、よくしゃべる近所のおばさんに言わせると、昔よりは全然匂わなくなったらしい。此処に住み始めてかれこれ一年半くらい経つが、最初の頃は、この匂いの所為で食欲が湧かないなんてこともあったが、今ではもう当たり前の生活の匂いの一つと化している。馴れとは怖いなと感じない事もない。
 ゴミ収集場所まではおよそ50米くらい。泪川の堤防沿いに、ゴミ袋の山が既に出来あがっていた。ゴミの山が崩れないよう、そっと僕のゴミを山のてっぺんに置く。アンバランスながらも、僕の家のゴミはとりあえずゴミ山の頂点に君臨したのだ。めでたいことだが、どうでもいいほどに自己完結型の満足感ではある。
 僕が自己満足の境地で、そのゴミ山を眺めていると、僕のわきから、そっと手が延びてくるのに気付いた。その手は細くて透き通るように白い、女性の手だった。その手は、僕のゴミの上に、いとも簡単にゴミ袋を載せ、あっけなく僕のゴミを頂点の座から引きずり降ろしてしまった。哀れ、僕のゴミは三日天下ならぬ三秒天下で終わってしまったのである。


半月かけて出だしのたったこれだけ……

間に合うのか??
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by orenzit | 2010-11-12 09:54